2008/03/30 (Sun) 21:58
[葦の上 完曲]

ンー、ンー
携帯のバイブが満員電車に響く
限りあるスペースを最大限に利用して携帯をひらいてみると、ちーちゃんからのメール
[インフルエンザにかかっちゃったから休むね〜]
事は重大でも明るく振舞える・・・
まぁ、メールだから嘘ついても顔にでるとかないからね

ちーちゃんは今日、学校を初めて休んだ
いつものメンバーに一つ穴ができた
その穴からは私の潤いが流れていった
学校でも部活でも、私は上の空
ちーちゃんがいない生活なんて考えてなかったなぁー・・・

ンー、ンー
帰宅してから間もなく、携帯がうなる
あゆちゃんからかぁ
[どうしたの??元気なかったみたいだけど・・・]
返す気力もなく、私はベットに倒れこむ
はぁ・・・

私はいつもこうだ
誰かに依存して暮らしている
まだその度合いは低くてもどうなのだろう
人間として、ましてや学生として

もし、もしもちーちゃんが死んでしまったらどうしよう

ふと思いつく

私はどうなってしまうのか
・・・きっと何週間、何ヶ月と抜け殻みたいに暮らしていくんだろう
周りの人はどう思うのか
・・・数日間はすっごいショック受けてるんだろうな〜とか思われて
・・・何週間後には変人扱いされるんだろうな
いつもの3人はどう思うんだろう
・・・どうなんだろう


[ブランコが軋む
この大地は白く輝いて
私はまだ踏めない

僕のとなりに貴方 貴方のとなりに私

2人で一緒にブランコをこいで
いつまでも話をしていたかった

僕は平凡
悩んで苦しんで笑って
死は怖くない

ブランコは廻る 私の横で廻る

僕の苦しみはきっと
貴方の泣いている姿

お願いだからそんな顔しないで
笑った顔が一番かわいい貴方へ]


ハッとすると午前4時
なんだか苦しい夢を見た・・・気がする
今日はいつ?
今日は・・・ちーちゃんがメールをくれた日?
あれ・・・
じゃあ、あれは夢・・・?

目の前にあるのは机とメモ。
そこには時が止まればいいのに、なんて書いてなくて
月でブランコをこぐ2匹のウサギが書いてある

えっ・・・?
何、何が起きてるの?

携帯をひっつかみ、メールを見てみる
ちーちゃんからも、あゆちゃんからもメールはない
携帯の日付もちーちゃんが休んだはずの日

ちーちゃんが休んだのは・・・夢、なの?

頭が混乱している。パニックになっている。
落ち着いて考えてみよう・・・やっぱりあれは夢だ、きっと。
だってメールが残ってない。よかったぁ・・・

でも考えてみれば
ちーちゃんはいつだって居なくなる
クラス替えだってあるし、部活もいつまでもできない
そうなったら私は・・・?


「だから今、思い出を作るんじゃないのか?」
山間君はこう言った
「楽器を通して、離れても悲しくならないような思い出をね」
「思い出・・・」
「そ。まぁー、笛吹の場合は楽器が声だから実感ないだろうけど、みんなで演奏して、それぞれの楽器に思い出を吹き込む」
「そうすれば悲しくないものなの?」
「ちょっとは悲しいかもしれないけど、俺だったらスティック見て、あいつらとやったバンドは最高だったなぁ、っていつも思い返して笑ってると思う」
「そっか・・・ありがと」
「どういたしまして」


普段
これが私の思い出
青春と変換できるこの普段
何気ないことを思い出して、私は笑っているのだろう・・・いつか近い未来に

2008/03/29 (Sat) 23:47
[葦の上 二幕]

特別、学生らしいイベントもなく修学旅行は終了
2日目は苦しくも楽しく、それなりに満喫できたと思う。
そして、脱走迷子少女こと大橋歩、あゆちゃんと山間君、澤田君との繋がりもできた。

私の計画は結局、実行されず、このまま実行されないまま封印される

修学旅行という一大イベントを経て、クラスは落ち着きを取り戻す
退屈な日常が続くかと思った
現実は毎日がパラダイス
ちーちゃんとじゃれあって、山間君とアーティストの話をして
あゆちゃんと語り合って、5人でお昼食べて
周りから見れば少し異色だったかもしれない
でも、その視線も気にはならずに過ごすことができた


夏休みにはみんなでカラオケ行ったりもしたし、どこか遊びにでかけたり。
部活だって5人一緒に軽音楽部。
ちーちゃんと澤田君のダブルギター
あゆちゃんの美しく単純で短調なベース
山間君のスティックを3週間で折る激しいドラム

みんな初心者初級者初体験
ひっちゃかめっちゃか支離滅裂だけど
楽しく演奏して笑って騒いでちょっとずつ上達すればいい

音痴な私のボーカルでも
手が小さくてコード弾きができないちーちゃんのギターでも
弦の張り方が分からない澤田君のギターでも
縦に使って椅子に座りながら弾くあゆちゃんのベースでも
楽譜の読めない山間君のドラムでも

風味があって
個性があって
今までの私にはちょっと刺激が強いくらい
でもそれがいい


「これが高校生活なんだなぁ」
と部活中につぶやいた時にはみんなに振り向かれた。
今更かよ、とみんなそういう顔をしてから笑い出すの。
私もつられて笑った
「そうだ、これが青春なんだ」
とか澤田君が大声張り上げて叫んだっけ
「青春ねぇ・・・」
あゆちゃんはつぶやき、微笑む

だが、進級してしまえばクラスはバラバラ。
大学受験期になれば部活も引退。
この先、この5人で今みたいに笑いあったりすることが後何回あるだろうか・・・
その時も今も、私はまどろんでいる

[このクラスも後3ヶ月程度
この部活も後1年半程度
このメンバーだけは永遠に]

・・・いや、コレはボツかな

私は今、歌詞作りに没頭している
冬休みという期間を利用して私の高校生活を振り返っている
始めはちーちゃんに話しかけられて
修学旅行で澤田君、あゆちゃん、そして山間君と知り合えて
テストだって中学に比べたら点数は落ちたけど、とりあえず良い方かな
文化祭準備とか、スポーツ大会とかでクラスのみんなとも仲良くなって
5人はもっと仲良くなって
冬休みに入る前、山間君がライブをする、と宣言して
どうせやるからには自分達で作ろう、て澤田君が言って

色々あった
ありすぎて思い出せないくらい

「その想いを歌詞にぶつければ?一番変わったのってうーちゃんじゃん、きっと」
あゆちゃんの一言。いや、君に言われたくないなぁと微笑む
「ボーカルは楽そうだし〜」
澤田君の冗談
「そんなコトないからね。」
私の反論
「でもボーカルが歌詞とかメロディー作ったほうが唄いやすいと思うよ」
山間君のアーティスト論
「何かわからなかったら私に相談してよ」
ちーちゃんの助け舟

[一つ一つ、思い出しては涙が一滴
このまま時が過ぎてこのまま離れ離れになって
でもこの想いは忘れなくて
だけど別れるのはつらくて

ずっと一緒に]

歌詞をメモしている紙には丸いシミが3つ、4つ
それに気付いてはひざを抱え込んで
椅子に座ったまま夢の中

[時が止まればいいのに
叶えられない願いが頭の中でこだまして
夢にでてくるの
あなたの心と引き換えに時をとめてあげましょう
あなたの汚れなき魂を
僕にくれれば叶えましょう]

ハッとすると無意識にそんなコトを書いていた
午前4:00
今日は部活
外は暗くて部屋は寒くて、心も白くて

2008/03/28 (Fri) 23:52
[葦の上 一章]

ふぅ・・・と大きなため息一つ。
今日は修学旅行2日目。
世間では高校の修学旅行とは2年生ぐらいに行われる行事だと思われているだろう
この高校は違った。
クラス、教師に慣れさせるために入学してからすぐに修学旅行がある。
中学生から高校生になった実感を持たせるためだともされている。
高校生となれば、流石に中学みたいなはしゃぎ方はしないだろうなぁ、と思っていた私が馬鹿だった。

皆々、騒ぎに騒ぐ。
全く・・・何故入学してから2ヶ月間でこんなにも騒げるのかなと。
初心忘るるべからず
入学当初はみんなして顔見知りだったくせに

私の不安はこの学校に溶け込めていない人。
私は、まぁ、そこそこは溶け込めているんだけど・・・
実際、昨晩一人の女子が脱走したみたい
こんなド田舎のホテルじゃあすぐに見つかって連れ戻されるだろうけど
教職員はその子を探すために総動員で本来、4日目にあるはずだった自由行動が今日になった。

私としてはとんだ迷惑
今日は班行動だって言ってたのからちょっとした計画を練っていたのに・・・
脱走した子が気になるけど、私の計画を崩してくださった犯人様だし無視しておこうかな

「自由行動・・・誰といこうか」
「いきなり自由行動とか言われても行くとこないよね」
「北海道だって言われたから結構期待してたのになぁ〜」
「こんな田舎のホテルなんて・・・ねぇ」
「安いからでしょ、どうせ」
「貧乏だからね〜、この高校て」

そんな会話を耳にする
だから第2志望はもうちょっとレベルの高い高校だって言ったのに・・・
滑り止めなんだから確実な高校いきなさい!の一点張り。

「ねぇ〜、うーちゃんは何処行くの?」
「ん?ぁ、ちーちゃんの行きたいとこは?」
「ないっ」
「ぁぁ、そう・・・じゃあとりあえず探そうか」
「あんま良いとこないよ、どうせ」
「いいからいいから。パンフ持ってきて」
「は〜い」

ちーちゃんは私の高校での初めての友達、森崎知梨
決めた、あの計画は後回しで今日はちーちゃんと一緒におもいっきり遊ぼう

「他の人のところ行ってどこに行くか聞いてこようよ」

パンフを見飽きたことを遠まわしに言うのか、ちーちゃん
正直に言えばいいのにねぇ、と微笑ましく思いながらうなずく。

「ぉぉ、笛吹に森崎」
「ぁ、山間(やまあい)君」
「そだ、山間君さ、自由行動ってどうする?どこにいく?」

流石だよ、ちーちゃん。ためらいもなく話せるなんて

「ぁ〜・・・まだ決まってないな。2人とも決まった?」
「ううん、まだ」と、そっけなく私。
「そっかぁ。まぁ、せっかくの修学旅行だしな〜・・・場所は慎重に選ばないとな」
「そうなんだよねぇ、こんなに早く一大イベントがくるなんて思ってなかったよ」

ちーちゃん、説明会とか行かなかったのか・・・普通にパンフに書いてあったよ

「俺も俺も。なんか楽しみ奪われた感じだなぁ」

山間君もなのか・・・

「山間君さ、一緒に行く人いるの?」
「うん、まぁ。澤田と行く」
「あ〜、澤田君ね。」

だからちーちゃん、君はためらいというものがだね・・・
まぁ、その大胆さが好きなんだけど。

「澤田君だけ?」
「うん」
「へぇ〜・・・どうせならさ、今日一緒に行動しない?別に自由だし」
『はっ?』

え、ちょっと、ちーちゃん?
思わず山間君とかぶっちゃったじゃん

「ダメ?」
「いや、俺はいいけど・・・澤田は別に大丈夫だと思うし」
「よし、じゃあどこ行くか決めよう」
「笛吹はいいの?俺達なんかと一緒で」
「え、あ、うん。大丈夫だよ」
「そっか、良かった。じゃあ場所決めるかぁ」
「は〜い」

この先が思いやられるなぁ
脱走した子といい、今日といい・・・

はぁ・・・とまたため息一つ。
ちーちゃんがどうしたの?という顔で振り返ってくるが不安を察されたくないので笑顔で返す。
ひきつった笑顔で

そのとき、何か私の中ではじけるものを感じた
未来を見越してなのか、それとも危機感を抱いたのか
私にはまだ分からなかった

2008/03/09 (Sun) 22:05
-=忘れた唄=-by 浅野いにお in ソラニン

歌詞なんていらねぇ
全部直接言ってやる

いいっスか
超不謹慎なこと言っていいスか

飛行機がビルに突っ込んだり
どっかで戦争始まったとき
ヤな気分なのにどこかでちょっとわくわくしてるスゲー嫌な自分がいるんだ

だって俺らの未来には全然希望の光は見えてこなくて
劇的な変化もきっとなくて退屈な毎日が続くんだ

たとえゆるい幸せがだらっと続いたとしても
それで満たされたふうな格好だけの大人になんかにはならねぇぞ

みなさんっ
人間卒業おめでとう

でも俺はっ
俺にはっ・・・


もう少し時間をください
何か答えが見つかるまでは
たとえそれが険しい道で
世界の果ての果てまで続いていても

僕は僕の道を行くんだ

2008/03/07 (Fri) 23:45
[葦の上 あらすじ]

仰げば尊し
みんなと最後に歌った唄
泣きながら歌う子もいれば、腕を組みながら歌う子もいた

そんなみんなとは離れ離れに
とうとう、15の春が近づいてくる

確かに私が受かったのはすべり止め
不本意な合格
でもここで新しい生活が始まることには変わりない


スタートラインは踏み切った

2008/03/06 (Thu) 23:59
-=赤白青=-

お疲れと言い聞かせてみたり
落ち着いてとか思ったり

でもやっぱりダメだったり
結局マイナスにしか考えられなかったり

あの時こうしていりばとか
あれはこういうことなんじゃなかったのかなとか


ほんとはね
幸せになってほしい人が幸せになって
それが僕の幸せだと思ってた
特別幸せになってほしいと思える人のコトが好きなんだと思ってた

現実は遠くて違ってて
僕はゆっくり目を閉じる
叫ぶ

明日の僕は
今日とはだいぶ違っている
きっと挙動不審で
きっとイライラしてて

でも僕は生きている
人間なんだって思えてる

それだけできっと十分なんだと思う
でも人間だから
色々求めて彷徨って


伝えたいことがありすぎて
言いたいことがありすぎて
言葉にならなくて
でもこの気持ちは伝えたい

末永く

2008/03/03 (Mon) 14:32
厨2病かと

ただいま小説書き途中
平日の休みっていいね、暇で。

だか今日はひな祭り。でもそんなの関係ねぇ


ちょっと執筆中に思ったこと
「これってただの中二病だよな」
・・・ヾ゜∀゜ノ
ということなので執筆中の小説を少しupする俺がいる↓


[時が止まればいいのに
叶えられない願いが
頭の中でこだまして
夢にでてくるの
あなたの心と引き換えに
時をとめてあげましょう
あなたの汚れなき魂を
僕にくれれば叶えましょう]

ハッとすると無意識にそんなコトを書いていた
午前4:00
今日は部活
外は暗くて部屋は寒くて、心も白くて・・・
[その原因はガッコに行けば分かるんだよ]


もうこれ厨房2年病だろ、フツーに
ちなみ、3部に分けて書きしてる小説の2部のラスト。
もしかしたら4部入っちゃうかもしんねorz
PCの力は偉大だ。
ワードの力は偉大だ。

考えた人を尊敬しそうだノ∀`w

2008/01/25 (Fri) 23:22
-=白銀=-

080123_1132~01


白く煌いて
銀に瞬く

みてきた世界が揺れ動く
常識なんて必要ない
ただ只管に捜し求める

この感覚を忘れずにと
この富を刻んでと

ほんの3日前のコト

2008/01/14 (Mon) 22:59
-=狂人=-

気付かされたとき
それはもうこの世が終わるのとき

何のために
何故ここまで
どうしてこんなにも

やらなければならないことがあるのか

嫌なコトさえも正当化され
好きなコトさえも制圧され

絶望の縁に見つけた輝きは
不思議と淀んで見えるという


もううんざりなんだよ

2007/12/31 (Mon) 17:32
-=行く年来る年=-

鼓動
揺れ動く針

叩かれ前へ

廻ることを恐れても
振り返ることは覚えている

大層に厳かに
首を縦に一つ、二つ

押されて前へ

指を逢わせてひねりひねる
足で丸を描く
よっかかり、ため息が漏れる

蹴られて前へ

翻り、怯み、振り返る
黒い丸が四つ並行する
以来、心身共に伝染、心に染みる
そしてまた振り向き返る

歩んで前へ

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